天皇賞秋の日に競馬場へ行き、カメラ素人が気持ちの赴くままに写真を撮りました。
パドックを中心にG1ならではの光景をご覧ください。
東京競馬場でのG1回債は春の安田記念以来となります。待ちに待った大レースだからか、競馬ファンの足取りは早くなっていた気がしました。
好天も手伝い陽気な空気が競馬場の外まで漂ってきていました。
パドックの前にある掲示板は古代紫に彩られ皇族の高貴さを演出。古式ゆかしき趣を出しつつ紫のモミジの葉っぱがイマドキだ。そしてパドックの掲示板にはパドックを周回する馬が映し出される。
天皇賞より前から客が何層もパドックを囲んでしまい、パドックで周回する馬を見ることができなくなっていました。ですが馬券を買いに行くためにパドックを離れる人がいる都度微前進して、辛うじて写真を撮れる場所まで辿り着くことができました。
ワンアンドオンリー。
ファンを大切にするプロ中のプロ、内田博幸騎手。
冬の長距離G2を2勝したアドマイヤデウス。スピードを求められる府中の2,000mでどこまで力を発揮できるか。
春に宝塚記念を勝ちG1ホースの仲間入りを果たしたラブリーデイ。秋緒戦の京都大賞典で強烈な瞬発力で優勝し、本命として天皇賞秋へ臨む。
特製のメンコを被り、蠅のような面構えになってしまったのはエイシンヒカリ。
鞍上は世界のユタカ・タケ。
逃げ馬が勝つのが難しいと言われる府中2,000mでどういった手綱さばきを見せるか注目が集まりました。
イシノサンデーの皐月賞が記憶に新しいCさんこと四位洋文騎手。
ウオッカ、ディープスカイを操り日本ダービーを連覇した大舞台に強い男はディサイファをどこまで導けるか。ダーレーの勝負服が不気味さに拍車をかけます。
2015年のダービートライアルを鮮やかに勝ったアンビシャスとミルコ・デムーロジョッキー。大レースでの勝利経験が無いにもかかわらず4番人気の高い支持。
メジロドーベルで名を上げた東のユタカこと吉田豊騎手とカレンミロティック。面構えの凛々しさはメンバー中1,2を争う。レースでも1,2を争っていきたいがどうか。
永遠の未完の大器ラストインパクトと菱田裕二騎手。絶好枠に入り俄然やる気が増したことでしょう。
物憂げな表情はクリスチャンデムーロジョッキー。ミルコデムーロ騎手の実弟です。
底を見せていない伸び盛りのステファノス。鞍上は関東の牛若丸こと戸崎圭太。秋最初のG1をストレイトガールで勝ち今季も好調そうです。
三白眼が特徴的なイスラボニータ。早熟なイメージとは裏腹に古馬になっても渋太く活躍しています。
正義は勝つのコラムでお馴染みの世界のエビショー。この勝負服を見るとバブルガムフェローが勝った秋の天皇賞を思い出します。あのときは本当に豪華なメンバーでした。
この人も秋天男といっていい活躍を見せています。北村宏司騎手。大外が嫌気されて人気を落としていますが馬の力はここでも足りているでしょう。
いよいよ本馬場入場。お昼過ぎのノンビリした雰囲気は遠い昔。ファンは現役トップクラスの馬の登場を首を長くして見守っています。
他の馬より一足早くエイシンヒカリと武豊騎手が馬場に現れました。ファンの前を通ると大歓声が上がりました。さすが人気ジョッキーです。
ゆぅたかぁぁーっ!
さあ続々と出走馬が姿を現しました。応援エリアは俄然盛り上がります。これぞG1の醍醐味です。
ディサイファアアアアー!
そしてシーーーーーーーイ!!
やたら頭の高いラブリーデイ。カメラが一斉にラブリーデイの動きを捉える。さすが1番人気馬。
オールカマーでエグい末脚を見せたショウナンパンドラ。外枠が不利と言われる東京2,000mでも何かやってくれる気配が漂います。
流星がいつも以上に凛々しいイスラボニータ。これは一発大仕事あるか!?
結果はご存知の通りラブリーデイが優勝。2着にステファノスが入りました。